管理栄養士 SHOKO のおいしい毎日

転勤妻として北海道→埼玉→大阪→岡山→佐賀と日本縦断中! 各地域での食文化や季節の食、子育てのことなど。

森のイスキア

青森・岩木山麓に佐藤初女さんが主催する「森のイスキア」

今年の1月にBSアーカイブスで再放送されたのを拝見しました。
「初女さんのおむすび ~岩木山麓・ぬくもりの食卓~」
http://www.nhk.or.jp/archives/bs-archives/past/201201-2.html#tuesday

傷ついた人の心を開き、癒すきっかけとなる"おむすび"がある。青森・岩木山麓で「森のイスキア」を主宰する佐藤初女さん(87歳)が握るおむすびだ。初女さんは苦しみや悩みを抱える人たちを迎え、一緒に食卓をかこむ。「食べることと人の心はつながっている。おいしいものを食べれば心は自然に開く」という。初女さんと、彼女を訪ねてくる人々との交流を、豊かな自然の四季のうつろいとともに見つめる。

丸いテーブルで皆で食べる素朴なごはん。
初女さんのにぎる“おむずび”を通じて感じる人の温かさ、ぬくもり、感謝…

栄養バランスや栄養素の話じゃない、“ビタミンCが、コラーゲンが”とかの次元じゃない、今の時代に本当に必要なことがぎゅっとつまっていました。

私は管理栄養士という国家資格を持っているけどこういうものは授業では教わりません。
試験にもでません。
でも、一番大切な心で、育って行く過程や環境でいつのまにか得る大切な部分です。
そしてこれらは今の時代の変化によってだんだん薄れてしまっているものかもしれません。

初女さんの言葉で心に残ったことがあります。

“調理する心はその人の生きる姿そのもの”

彼女は「めんどうください」という言葉が嫌いだそうです。
これを聞いてハッとします。

仕事柄、多くの方の食事を見ますが、
食事の準備を「めんどくさい」、ごはんを食べる事が「めんどくさい」という理由を本当に多く耳にします。
この「めんどくさい」によって失うものは食卓のお皿の数や栄養素だけじゃありません。
食事を囲むことによって得られる団らんのひと時、それによる心の充足、季節の野菜や魚にふれることで感じる四季のうつろい。それがどこで採れて誰がどんなふうにしてここにあるのかという食への感心。

この小さなズレがいずれ大きな食卓の変化へとつながり、知らないところで健康や心に影響していくのでしょうか。

初女さんを見ながら母方の祖母を思います。
亡くなる三日前に自分の畑で採れたエンドウ豆で作った豆ごはんのおにぎりを持ってきてくれて、私と姉がおいしいーと言って食べたのが逢った最後でした。

最高のプレゼントをしておばあちゃんは天国にいったんだ。そんな最後どれだけあるかな?
きっと私はすごく幸せな孫だということ。
それが今回の一番の気づきでした。

d0151485_0532175.jpg


               その後さっそく、講演会に足を運びました。
               実際にお逢いした初女さんはとっても素敵な方でしたよ〜^^
[PR]
by mokimokis | 2012-02-26 01:03
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30